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​レーザートーニング
レーザートーニングとは、QスイッチYAGレーザー・メドライトC6というレーザー用いた特殊な照射手技の治療です。
 
本治療は、複数回の治療により(通常5回以上)、日光性のシミや肝斑、色素沈着などをカサブタをつくることなく徐々に改善することにより、お肌のトーンを明るくし、肌質の改善も同時に図ります。
 
メドライトC6が発振するレーザービームのエネルギー分布(ビームプロファイル)は、均一でムラが少ないため、安定した治療が可能です。
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​肝斑に対するレーザートーニング
肝斑に対する第1選択の治療は、内服(トラネキサム酸)と外用薬(美白剤)です。
これだけで改善する場合もありますが、アプリケーションとして本治療を組み合わせることにより、より効果を高めることもできます。


本治療の肝斑への適用は賛否両論がありますが、症例を選び、適切に施行することによって、一定の効果を上げることは可能です(もちろん個人差はありますし、治療抵抗性の肝斑もあります)。
 
肝斑は現在のところ、完治させることができない色素斑ですので、「コントロールする」ことが主眼となります。5回以上の継続治療を必要としますが、一定の改善が得られたら、内服薬を減薬し、レーザー治療は休止し、再度目立ってきたらタイムリーに治療を再開するという流れが理想的です(治療間隔は約4週間)。
 
なお、年中日焼け止めを使用する、洗顔やお化粧の際に皮膚を擦らないように行うという基本的なスキンケアは、前提条件だと言えます。
 
併発症としては、蕁麻疹(じんましん)様の皮疹がでたり、点状出血が生じる場合があります。これらは、通常、数日から1週間で自然消失します。また、まれではありますが、白斑が生じたとする報告があります。
 
治療の際は多少チクチクする痛みがあります。どうしても耐えられないという場合は、麻酔クリームを用いることもありますが、通常は治療前にクーリングする程度で十分耐えられる程度の痛みです。
全顔に対するレーザートーニング
満遍なくお顔全体に照射することにより、肝斑以外のシミやクスミも改善します(照射手技は、基本的に上記の肝斑に対する場合と同じです)
 
ただし、日光性のシミに関しては光治療器(ライムライト、アキュチップ)や当該レーザーによるスポット照射(トーニングではなく、従来の方法で照射する方法)の方がより効率的です。ただし、これらの治療はカサブタが生じたり、治療後に色素沈着が生じることがあります。
 
また、本治療は肌質の改善も伴い、毛穴を目立ちにくくし、また軽度ですがタイトニング(お顔の引き締め)効果が得られることもあります。
 
お顔以外にも、首、背中など、他の部位にも行うことができますが、ボディのレーザートーニングは効果が現れるまで、比較的治療回数が多くなり、治療効果もやや弱めの傾向があります。

2~4週間に一度の治療を5回ほど継続された後は、状況に応じてメインテナンス治療をお受けになることをお薦めします。
 
併発症としては、同様に蕁麻疹(じんましん)様の皮疹がでたり、点状出血(赤い小さな出血点)が生じる場合があります。これらは、数日から1週間で自然消失します。また、まれではありますが、白斑が生じたとする報告があります。
​治療をお受けになれない場合
・妊娠中の方、授乳中の方、経口避妊薬を使用中の方
・ステロイド、金製剤を使用している方(または過去に金製剤を使用していた方)
・金の糸の施術をお受けになった方
・アートメイクの部位、また肌色、白色の色素を入れている方
・対象疾患以外の皮膚疾患がある場合
​・トレチノイン治療をお受けになっている場合(中止してから2週間はあけてください)
・その他、医師が本治療の適応がないと判断した場合。
 
​*トレチノインなどビタミンA誘導体を含有する化粧品を使用されている方は、本治療をお受けになる前にお休みいただく必要がありますので、ご注意ください。
​治療費

*トライアル          ​         16,500

 

アキュチップ・イオン導入込み                                          27,500

​アキュチップ・イオン導入込み

6回目以降                  22,000

​Q&A
Q. 特殊な照射法とは具体的にどういうことですか?
 
A.メラニンに対する吸収率が比較的低い波長を用い、フルエンス(照射の強さ)も低めに設定したうえで治療の対象となる範囲に、均一にむらなく、連続的にレーザーを照射します。繰り返し治療を行うことで、回を追うごとにお肌がトーンアップしていきます。一般的に5回以上の治療を必要とします。
Q. 治療間隔はどれくらいあければいいのですか?
 
A. 各人の症状により異なります。2~4週間間隔で継続治療を行うのが一般的です。
Q. 1回の治療時間はどれくらいかかるのでしょうか?
 
A. 冷却を含めて、全顔でも10分程度で終わります。また、イオン導入がセットになっていますが、それを含めても30分以内で終了します。
Q. やはり薬も併用した方がいいのでしょうか?
 
A. 肝斑の場合、トラネキサム酸の内服、美白剤の外用が第一選択の治療になります。
Q. 肝斑は再発しないのでしょうか?
 
A. 肝斑を完治させることは今のところできません。生活習慣病のようにコントロールするしかありません。治療により目立たなくなれば、減薬あるいは休薬し、レーザー治療もお休みします。また、気になるよになってきたら治療を再開するという流れです。
Q. 顔以外でもレーザートーニングは可能ですか?
 
A. 可能な場合もあります。個別にご相談ください。
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